工法

岩手で家を建てる際に、知っておきたいのが工法です。家の工法にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴と、メリット・デメリットについてまとめてみました。

木造軸組工法

古くから日本で用いられてきた工法で、在来工法とも呼ばれています。日本の気候風土に合った工法であり、現在でも日本の家の多くが、この工法で建てられているといわれています。

木材で土台、柱、梁といった軸材を組んで骨組みを構成するため、敷地条件を選ばずに対応できます。

メリット

• 設計の自由度が高い
• 開口部が大きく取れるので、増改築がしやすい
• 比較的コストが安い

デメリット

• 工務店や大工の技術力によって仕上がりに差が出る
• 工期が長い
• 木造なので、床下や屋根裏の湿気・シロアリ対策が必要

2×4工法

北米で主流の工法。2インチ×4インチの基本部材で枠組を作って、それに構造用合板を張りパネル化。それを床、壁、天井の六面体に組み合わせて、「面」で支える工法で、枠組壁工法とも呼ばれています。

メリット

• 耐震性、耐火性、気密性、断熱性が高い
• 工期が短い
• 作業する人によってバラつきが出にくい

デメリット

• 在来工法よりも設計に制約がある
• 間取りの変更やリフォームが難しい
• 対応できる工務店や住宅会社が少ない

2×6工法

2×4工法と同じ構造ですが、2×4工法が2インチ×4インチの基本部材を使うのに対し、2×6工法は、2インチ×6インチの部材を使用します。基本部材の幅が約5センチ大きくなり、木材が太くなる分、2×4構造よりも建物全体が大きくなります。

メリット

• 2×4工法よりも耐震性がアップする
• 2×4工法よりも断熱性や遮音性がアップする

デメリット

• 費用が高くなる
• 対応できる工務店や住宅会社が少ない

パネル工法

床、壁、天井をパネルとして工場で製造し、現場で組み合わせる工法。2×4工法同様、耐力壁によって建物を支えます。

メリット

• 気密性、断熱性が高く、耐震性、耐風性が高い
• 部材の品質にバラつきがない
• 工期が短い

デメリット

• 間取りや外観の自由度が低い
• 施工場所が制限される場合がある

RC造（鉄筋コンクリート造）

鉄筋を組んで型枠で囲い、コンクリートを流し込んで、柱や壁、梁、床をつくります。鉄筋とコンクリートの特長を組み合わせた工法です。

メリット

• 耐震性、耐久性に優れている
• どんな形でも作れるのでデザインの自由度が高い

デメリット

• 費用が高い
• 現場での施工なので品質管理が難しい
• 夏は暑く、冬は寒い

岩手の工務店・注文住宅会社
リストを見る