注文住宅を建てるときの土地の探し方

注文住宅を建てるために土地探しをしているあなたへ。希望通りの家を実現するためには、最適な土地を見つけることが大切です。この記事では、インターネット、不動産会社、そして自分の足で探す方法を紹介しています。インターネットで効率よく探すポイントや、不動産会社に依頼する際のメリット、実際に歩いて土地を確認する際の注意点など、具体的なアドバイスが満載です。この記事を読んで、理想の土地探しに役立ててください。

土地を探す3つの方法

土地を探す方法には、以下3つの方法があります。

インターネットで探す

インターネット上では、不動産会社のHPや不動産ポータルサイトなど土地情報が公開されています。インターネットで土地を探すメリットは、スピーディかつ効率よく物件選びができることです。ネット環境があれば、どこからでも土地探しができます。ただし、公開されている情報が古くなっている場合もあるため、「売約済」の記載がないかチェックすることが大事です。

不動産会社に依頼する

土地探しは自分で行うだけでなく、不動産会社に依頼することもできます。不動産会社に依頼するメリットは、プロの視点で土地探しができることです。事前にこちらの希望や細かい条件を伝えておけば、より理想に適った土地が見つかりやすくなります。

歩いて探す

家を建てる候補地の大体の見当がついている場合は、自分の足でチェックするのもよいでしょう。実際に訪れて自分の目で確認することにより、該当する土地だけでなく、周辺環境を含めたリアルな情報を知ることができます。土地探しに慣れていない場合は、他の方法と併用するのが賢明です。

土地探しの6つのポイント！

注文住宅で押さえておきたい土地探しの6つのポイントを紹介します。

エリアの特徴を把握する

注文住宅を建てるときは、該当エリア全体の特徴を確認することが大切です。古い街か新しい街か、年輩の人が多いか子育て世代が多いか、商業施設や医療機関など施設が充実しているか、街並みや景観はきれいかなど、エリア全体をチェックすることで、暮らしやすさやライフスタイルに適しているかが分かります。

実際にそのエリアに住んで生活するときの状況を想像しながら確認するのがよいでしょう。

利便性

利便性の中で特にチェックしておきたいのは交通利便性です。利用できる交通機関の種類や本数、込み合う時間帯、通勤先や通学先までの距離やかかる時間などを確認する必要があります。住む地域内の交通事情だけでなく、近隣エリアを含めてチェックしておくのがポイントです。

また交通利便性だけでなく、歩行者にとって歩きやすいか、街灯が設置されているかなど、安全性の確認も重要になります。

日照・通風がよい

日照・通風の良し悪しは、暮らしやすさや快適性に直結する重要な問題です。現地を訪れてチェックする際は、景観の美しさに惑わされることなく、冷静に日当たりと風通しの状況を確認しましょう。

日照・通風は天候によって状況が変わるため、晴天時だけでなく雨天時にも訪れてチェックする必要があります。

将来的な住環境

土地選びの際は、現在の状況だけでなく将来的な住環境も想定する必要があります。現時点では、利便性が良くなかったり施設が充実していなかったりするかもしれませんが、実は開発計画が策定されていて、将来的には街が発展する可能性もあります。

現状を押さえつつ、一方で開発計画がすすんでいないかをチェックしておくのがよいでしょう。

インフラが整備されている

家を建てる土地に接して、上水道、下水道、ガスなどの配管が通っているかも必ず確認しておきましょう。水道・ガスなどインフラを整備する場合、道路から自分の土地への引込工事の費用は土地の所有者が負担することになります。

配管のある道路から離れたところに土地がある場合は、それだけ工事費用も高くなるため注意が必要です。

自然災害のリスクが低い

一つの場所にいつまでも長く安心して暮らすためには、自然災害に強い家を建てる必要があります。建物自体を強くすることも大切ですが、自然災害のリスクが少ない土地に家を建てることも必要です。

地震に備えて地盤の状況や地質を確認したり、大雨による浸水のおそれがある河川が近くにあったりしないか、または土地が低地に位置していないかなどをチェックしましょう。

土地探しの注意点

ここでは、土地探しで押さえておくべき注意点を紹介します。

短期で集中して探す

土地探しに数年をかける人もいますが、取得したい土地の条件が決まっている場合は、あらかじめ期間を設定し、短期で集中して探すのがポイントです。期間内に理想の土地が見つからない場合は、条件を調整したうえで再度土地探しを行う必要があります。

不動産会社担当者に熱意を伝える

不動産会社に土地探しを依頼する場合は、ただ依頼するだけでなく、こちらの熱意や意欲を伝えることが重要です。そうしておけば、条件に合った土地が見つかったとき、優先的に紹介してくれる可能性があります。担当者の意識にも無意識にも印象が残るような、意欲の高さをアピールしましょう。

希望にこだわりすぎない

条件に合った土地を探すのは当然ですが、希望にこだわりすぎるのは禁物です。完璧を追い求めるあまり、いつまでたっても土地が見つからない状況に陥りかねません。スタンスとしては、100点満点ではなく、70点～80点でOKと考えるのが賢明です。

建築プランを考慮して土地を選ぶ

注文住宅の土地探しでは、建物にふさわしい土地を選ぶことが重要です。土地だけを見て良いと思っても、自分が建てたい家にマッチしないこともあります。どのような家を建てるのか、建築プランを考慮して土地を選ぶことが大切です。そのため、候補地が見つかったら、すぐに建築プランと照らし合わせてみるのがよいでしょう。

まとめ

注文住宅における土地の探し方には、インターネットや不動産会社への依頼、自分で歩いて探す方法などがあります。土地を探すときは、エリア全体の特徴や利便性、日照・通風、将来的な住環境、インフラ、自然災害リスクなどをチェックすることが必要です。

ただし、土地を探すときは希望にこだわりすぎず、短期で集中して探すのが賢明といえます。事前に不動産会社の担当者にこちらの熱意や意欲を伝えておけば、条件に合った土地を優先的に紹介してくれるかもしれません。

注文住宅における土地探しは、全体のバランスや建築プランを考慮しながら行うのがベストです。