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岩手で注文住宅を建てるにあたり、床暖房を設置すべきか悩んでいる方に向けて、床暖房のメリットやデメリットを解説。また、床暖房の種類や選び方についてもまとめているため、参考にしてください。
岩手をはじめとする東北地方は冬の寒さが厳しい寒冷地で、なかでも盛岡市薮川は本州一寒い場所と言われています。岩手の冬を快適に過ごすには、寒さ対策が必須です。実際に岩手で暖房を必要とする期間は、1年のうち5~6ヶ月にもなります。
温風を出すタイプの暖房器具だと湿度が下がって部屋が乾燥してしまい、のどが痛くなったり、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったりと体調面でのトラブルが起こりやすくなります。女性の場合は肌の乾燥も気になるところです。床暖房の場合は温度の変化がゆるやかなため、温風を出す暖房器具に比べて乾燥がそこまで気になりません。
また、花粉症やアトピー、喘息でお悩みの方にとって、風を出さない床暖房なら花粉やホコリなどの舞い上がりを気にしなくてすむのも嬉しいポイントです。
床暖房の場合、フィルター掃除のような日頃のお手入れがほぼ必要なく、エアコンに比べて手間がかかりません。また、ストーブやファンヒーターのように床に設置するタイプの暖房器具ではないので、オフシーズンの収納場所にも困らないというメリットもあります。お掃除ロボットを使用している、または部屋にあまり物を置きたくない方にもおすすめです。
暖かい空気は上にたまる性質があるため、エアコンだと身長の高い大人は暖かく感じても、小さいお子さんは寒く感じてしまう場合があります。床暖房なら部屋を均一に暖められるので、小さいお子さんでも快適に過ごすことが可能です。
小さなお子さんやペットのいるご家庭だと、ストーブやファンヒーターはやけどや事故の危険性があるので、柵を設置するなどの対策が必要です。床暖房なら熱源に触れる心配がないため、小さなお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使うことができます。
ただ、小さなお子さんがいる場合は、低温やけどに注意が必要です。温度設定に気をつけたり、長時間過ごしたりする場合にはマットや断熱材を使用したりなど対策しましょう。
床暖房はエアコンなどの暖房器具と比べて、初期費用や光熱費が高くなる傾向にあります。光熱費については、温水循環式の床暖房だとエアコンとそこまで差はありませんが、電気ヒーター式の場合はエアコンのほうがお得です。岩手は暖房に頼る期間が長く、さらに電気・ガス料金も値上がりし続けているため、光熱費についてしっかりとシミュレーションを行っていないと家計が圧迫される可能性があります。
床暖房には日頃のお手入れはほぼ必要ないものの、定期的なメンテナンスは行う必要があります。温水循環式の場合は、年に1回不凍液の補充が必要です。また、5~10年に1回は不凍液を全量交換しないといけません。ほかの暖房器具に比べてメンテナンス回数は少ないですが、メンテナンスをまったくしなくてもいいというわけでないので注意しましょう。
床暖房の多くは、起動から快適な温度になるまでに、最低でも1時間ほどかかります。タイマーを利用すれば帰宅や起床などにあわせて部屋を暖かくしておくことはできますが、急に部屋を暖めることはできません。短時間だけ部屋を暖めたいという場合にも向かないので、不便に感じる可能性があります。
床暖房の種類は、「電気式」と「温水式」の2つに大きく分けられます。
電気式は、床下に設置した発熱線または面状の発熱体を通電させ、部屋を温めるタイプの床暖房です。さらに熱源の違いによって「電熱線式」「蓄熱式」「PCTヒーター式」に分けられます。
電気式床暖房は部分的なスペースへの設置が可能で、給湯のための設備も必要ないので、設置費用を安く抑えられるメリットがあります。一方で、床暖房の稼働中は電気代がかかるため、ランニングコストが高くなりやすいのがデメリットです。
温水式床暖房は、床下に温水パイプをめぐらせて温水を循環させ、部屋を暖める方式です。温水式床暖房も熱源の違いによって「ガス式」「ヒートポンプ式」「灯油式」に分けられます。
温水式は部分的な設置に向かず、給湯のための設備も必要なので、電気式に比べて初期費用がかかるのがデメリットです。また、岩手のような冬に水が凍結する可能性のある地域では、水の代わりに不凍液を使用しますが、定期的に入れ替えないといけません。
温水式床暖房のメリットは、温水をめぐらせるので温度ムラが少なく、1つの熱源で複数の部屋に設置した床暖房を稼働できること。床全体を均一に暖められ、広い面積に設置する際のコストメリットが大きいのもポイントです。
床暖房は施工後に簡単に入れ替えることができないため、慎重に検討する必要があります。床暖房を選ぶ際に気をつけたいポイントは次の2つです。
床暖房の保証期間はメーカーによって幅があるため、購入前に必ず確認しておくようにしましょう。耐久年数は電気式のほうが長いとされていますが、実際は使い方や環境によって大きく変わってきます。そのため、故障したときの補償内容や対応にも注目することが大切です。
床暖房を使用する範囲が部分的な場合は、設置が比較的容易な電気式がおすすめです。電気代はかかるものの、部分的な使用であればランニングコストを抑えられます。リビングをはじめとする広い範囲の部屋を暖めたい場合は、広い面積でのコストメリットが大きい温水式が適しているでしょう。
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家を建てるうえでママさんが気になることはたくさんあると思います。 長く安心して住みたいからアフターフォローが充実していてほしい、なるべく価格を抑えたい、寒い地域なので住みやすさ(暖かさ)を重視したいなど様々です。 そこで今回は岩手県の注文住宅会社の中からか各ニーズに対応した注文住宅会社を3つ紹介します。
選定基準:Googleにて「岩手 注文住宅」で検索し、10P内に表示された企業40社が調査対象(2023/12/20時点)。 その中から「保証を重視するなら」「価格を重視するなら」「住みやすさを重視するなら」の3つに分けておすすめを紹介。
引用元:パルコホーム公式サイト
https://www.palcohome.com/project/kids/kids001/
引用元:パルコホーム公式サイト
https://www.palcohome.com/project/mamaraku/
引用元:パルコホーム公式サイト
https://www.palcohome.com/project/order/
※1 例)38.7万円/坪で本体価格2,000万円の建築実例あり
参照元:SUUMO(https://suumo.jp/chumon/tn_iwate/rn_palcohome/149539_0001/jitsurei/jc_0004/)
引用元:北洲ハウジング公式HP
https://www.hokushuhousing.co.jp/case/12973/
引用元:北洲ハウジング公式HP
https://www.hokushuhousing.co.jp/case/9027/
引用元:北洲ハウジング公式HP
https://www.hokushuhousing.co.jp/case/1096/
※2 例)74.4万円/坪で本体価格3,499万円の建築実例あり
参照元:SUUMO(https://suumo.jp/chumon/tn_iwate/rn_hokushuhousing/501345_0001/jitsurei/jc_0004/)
引用元:北日本ホーム公式サイト
https://kitanihonhome.com/publics/index/27/detail=1/b_id=98/r_id=46/#block98-46
引用元:北日本ホーム公式サイト
https://kitanihonhome.com/publics/index/27/detail=1/b_id=98/r_id=43/#block98-43
引用元:北日本ホーム公式サイト
https://kitanihonhome.com/publics/index/27/detail=1/b_id=98/r_id=34/#block98-34